●平成22年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」 (2012年02月17日)
平成23年8月に、文部科学省にて速報値として公表された、平成22年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について、調査結果が訂正され、「小・中学校の不登校」の確定値、及びそれ以外の調査項目の訂正値が公表されています。
このたびの訂正ですが、2つの理由があります。
まず、東日本大震災の影響によって調査票提出期日が延期された、岩手県、宮城県、福島県の調査結果を合わせたこと、そして、都道府県教育委員会等から、数値の誤りについて訂正の報告があったこと、からです。
調査の概要ですが、調査項目は、以下の8項目についてです。
暴力行為、いじめ、出席停止、小・中学校の不登校、高校の不登校、高校の中途退学等、自殺、都道府県・指定都市・市町村教育委員会への教育相談、です。
調査結果の主な特徴は、以下の内容です。
まず、小・中・高等学校における、暴力行為の発生件数は、約6万件と、前年度より約1千件減少、児童生徒1千人あたりの発生件数は、前年と変わらず4.3件となっています。
小・中・高特別支援学校における、いじめの認知件数は、約7万8千件と、前年度より約5千件増加、児童生徒1千あたりの認知件数は、前年度の5.1件より増え、5.5件となっています。
不登校は、小・中学校では約12万人で、前年度より3千人減少、不登校児童生徒の割合は、1.13%、高校では約5万6千人で、前年度より約4千人増加、不登校児童生徒の割合は、1.66%となっています。
小・中・高校から報告のあった、自殺した児童生徒数は、156人でした。
こうして数字で見ると、問題のあることが、実感できますね。
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投稿者 kksblog : 2012年02月17日 14:15