●音楽や図工好きは学年があがるごとに減少、取り組み方が悩みどころ (2012年02月17日)
ベネッセコーポレーションが、小・中学生の保護者を対象に、実技4教科についてのアンケート調査を実施しました。
「音楽」「図工(美術)」「体育」「技術・家庭」に関して、授業で困っていることの有無、そして困っているとしたらそれは何か、子どもの興味・関心を引き出すためにどのような工夫をしているかなどを質問しています。
調査結果によると、「音楽」「図工(美術)」の成績については、「よい」とした回答が4割近くありましたが、子どもがこれらの授業を「好き」とする割合は、学年があがるごとに減少していることがわかりました。
「音楽」について困っていることは、「習い事をしている子どもとの差を感じる」、「楽器を弾くのが苦手」、「声変わりの年齢で、高音が出ない」といったこと。また「子どもは歌を歌うのが苦手」という保護者も少なくありません。変声期、体が小さいから大きな声が出ない、楽器を演奏しづらいといった性別を反映した声もありました。
「図工」について困っていることは、「絵のセンスがないこと」、「ノコギリや彫刻刀を怖がること」、「仕上げが雑」といったこと。また「どういう基準で評価しているのか」といった学校の成績につけ方に対する疑問も少なくありません。思うように絵が描けなかったり、工作ができなかったりすることで、図工(美術)が嫌いになってしまう子どももいるようで、子どもの努力を認めてほしいという保護者の気持ちもみえてきます。
実技教科全般で保護者が困っているのは、取り組み方・成績・入試との関係。運動が苦手であったり、不器用であったりなどは、どのようにがんばればよいのかわからず、実技教科の成績が伸び悩んでいことを心配する声などがあります。また実技教科の成績が入試の合否判定に大きく重視されることに対しての対策に困っているようです。しかし一方で、6割以上の保護者が、「実技教科」の成績が公立高校入試にどう反映されるかを知らないことも明らかになりました。実技教科の成績を伸ばすことは難しいようで、受験生にとっては悩みどころとなるようですね。
「音楽」、小学生は技術、中学生は成績が悩みどころ!?【Benesse(ベネッセ)教育情報サイト】
「図工」「美術」が苦手な理由は「上手に絵が描けない」「手先が不器用」【Benesse(ベネッセ)教育情報サイト】
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投稿者 kksblog : 2012年02月17日 13:33