●喫煙人口は減少傾向、朝食欠食率は若い女性で増加 国民健康・栄養調査 (2012年02月09日)
心身ともに健康で暮らしたい、というのは誰しも願うことですが、そのためには食事や生活習慣で注意すること、努力することが必要です。運動や禁煙、食事について気をつけなければ、と思いつつ、忙しい、面倒くさいと避けて通ってしまっていませんか?
厚生労働省は、平成22年11月に実施した「国民健康・栄養調査」の結果を取りまとめました。この中で、たばこに関する状況を見ると、現在習慣的に喫煙している者の割合は前年に比べて減少しており、受動喫煙の影響をほぼ毎日受けたものの割合は、家庭、職場、飲食店、遊戯場のいずれの場所においても減少しています。
喫煙習慣については男女ともに減少しており、平成15年からの記録を見ると、もっとも少なくなっています。喫煙している年代は男女ともに30代、40代が多く、60歳以上から急激に減少します。また、たばこをやめたいと思う者の割合は男性35.9%で前年より増加、女性43.6%で前年と同様でした。男性は20代と比較的若い世代でやめたい人が多く、女性は30代、40代で多くなっています。
たばこは年齢確認の徹底や値上げによって買いにくくなっており、また喫煙できる場所も少なくなっていることなどが、喫煙者の減少につながっていると考えられます。また多くの学校で喫煙防止教育が行われていることから、子どもに言われて禁煙したいと思う例もあるかもしれません。
この調査で20歳未満については、1歳以上について朝食の欠食率、栄養摂取状態について結果が出されています。朝食についての結果を見ると、男女ともに1歳から14歳までは欠食率が低く、15歳から急に増加します。もっとも欠食率が高いのは男女ともに20代で、また男性では前年度よりわずかでも減少傾向にあるものの、女性の10代、20代で前年度よりも増加しています。
良い生活習慣を続けることはなかなか大変なことですが、健康で過ごすことためには大切なことです。家族や学校で、食事や運動、睡眠など、どんなことを気をつけるべきか話し合ってみてはどうでしょう。
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投稿者 kksblog : 2012年02月09日 20:16