●大学生の携帯所有率78.6%、スマホ56.4%、タブレットPC6.9% (2012年02月09日)
近畿大学経営学部の鞆(とも)大輔准教授(経営情報論)により、同学部の学生を調査対象とする「大学生の携帯情報端末の利用に関する調査」が実施されました。
大学生の携帯電話所有率は78.6%、スマートフォンの所有率は56.4%。全学生が携帯電話かスマートフォン、もしくはその両方を所有しているという結果になりました。ただし、携帯電話所有者の20%は携帯電話を使用しておらず、全体の18.8%が携帯電話は持っておらず、不要であると回答しています。
所有率が85.5%と最も高い携帯情報端末は電子辞書でしたが、一方でタブレットPCを所有する学生は6.9%とごく少数にとどまりました。情報端末の所有率は1年生よりも2年生以上の方が高くなっています。
利用に関しては、総合的に見ると大学生の携帯電話・スマートフォン利用シーンは「デジタルネイティブ」としてはやや控えめな印象となりました。携帯電話やスマートフォンでよく用いる機能は「通話・メール」「ブラウジング」「メディア視聴」。逆に利用しない機能は「電子決済」「ワンセグ」等、ガラパゴス仕様の機能はほとんど利用されていません。
ノートPCでのメール使用率は30%未満となりました。大多数の学生は携帯電話やスマートフォンでコミュニケーションを取っているようです。
類似する端末への意識調査では、72.6%の学生がスマートフォンさえあれば携帯電話は不要と回答しています。一方で、83.5%の学生がスマートフォンとタブレットPCの両方が必要と回答しました。
同調査では、大学生の意識は(携帯電話≦スマートフォン)≠(タブレットPC≦ノートPC)という位置づけであるとしています。さらに紙媒体と情報端末の位置づけは(紙のメモ≒情報端末)、(紙の辞書≦情報端末)です。
大多数の大学生にとって携帯情報端末は必要不可欠なようです。勉強しやすい環境にあるというのは良いことですが、あまり依存しすぎないことも大切かもしれません。
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投稿者 kksblog : 2012年02月09日 18:17