●東北3都市の県立美術館に、タブレット端末活用の教育用鑑賞ワークショッププログラム (2012年02月09日)
ルーヴル美術館と大日本印刷(DNP)は、両者の共同プロジェクト「ルーヴル~DNPミュージアムラボ」で、美術作品に対しての新しい鑑賞方法の開発を進めています。
このたび、ルーヴル美術館が、今年の4月から、宮城、岩手、福島の県立美術館で特別展覧会「ルーヴル美術館からのメッセージ:出会い」を開催するのに付随し、ミュージアムラボが、各館の教育普及活動のために、タブレット端末を活用した教育用鑑賞ワークショッププログラムを提供することとなりました。
このプログラムは、上記展覧3会場に足を運ぶことが難しい人達にも美術作品を鑑賞する面白さを体験してもらおうということで、学校やコミュニティスペースなどでも、活動が展開する予定となっています。
ミュージアムラボは、美術鑑賞の面白さを実感できる機会をつくり出すこと、美術館へ行くきっかけになるよう寄与することを目指し、全国の教育機関、特に中学校の美術授業など、美術館以外でも活用できるワークショッププログラムの開発を、行っています。
今回、3館に提供されるプログラムでは、ルーヴル美術館、および3館の所蔵作品の画像が格納されたタブレット端末が用いられます。それにより、各作品の「違い」や「共通項」など、「気づき」を参加者がともに共有し対話を通すことで、想像力を膨らませ、鑑賞の面白さを発見していくという、新しい作品鑑賞体験ができることとなります。
たとえば、通常の印刷物ではわからない各作品の大きさをイメージとして相対的に比較すること、興味のある部分を拡大し細部を確認することなどが容易にできるため、参加者は関心を抱いた作品への興味を、多面的に深めることができます。
眺めるだけでなく、じっくりと観察する鑑賞のしかた、ぜひ体験したいですね。
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投稿者 kksblog : 2012年02月09日 12:48