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英語を「書くこと」に関する調査を実施~国立教育政策研究所 (2012年02月09日)

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国立教育政策研究所が、「特定の課題に関する調査(英語:書くこと)」を実施し、その結果を公表しました。

調査対象は全国の国公私立中学校から無作為で抽出した101校の第3学年。「書くこと」の基礎的・基本的な知識・技能とまとまりのある文章を書くことに焦点を当てた調査です。

まず、疑問文や否定文の形式について理解している生徒の割合に比べ、コミュニケーションの中でそれらの文形式を正しく使うことができる生徒の割合が低いことがわかりました。また、時間の経過や代名詞に着目して文と文のつながりを考えることが十分身に付いているとはいえないこともわかりました。

一方、まとまりのある文章を書くことができるかという観点では、平成15年の調査からは増加。また、4文以上書けた生徒の割合が増加し,無解答の割合が減少しています。しかし、まとまった内容の文章は書けても、文と文のつながりを工夫して展開することが十分身に付いているとはいえないこともわかりました。

調査結果から、課題も明らかに。呼びかけの文において、適切な符号を用いることができなかった生徒の割合は約7割であることから、普段の指導の中で、文意や読み手を意識して符号を活用させる機会を増やすなどの対策が必要です。語句整序の問題の通過率は約4割だったことから、日本語との対比の中で語の配列の違いにふれながら書かせ、後置修飾を使って身の回りのものを表現させる学習、疑問文や否定文をコミュニケーションの中で正しく使えていないことから、場面設定を明確にし、対話や文章のながれにふさわしい文形式や時制を考えさせるなどの学習が必要です。

その他にも、時間の経過や代名詞に着目し文と文のつながりを考える問題や与えられた資料・状況のみを基に内容を考えて書くことの通過率が低いことから、文と文のつながりに注意させながら、文章を理解したり書く、マッピングを取り入れ思考の活性化を図った上で,アイディアの取捨選択を行わせるなどの学習が必要です。

英語を学習すれば、好きな仕事につくことに役立つと思う生徒が増えています。「書くこと」の基本をおさえ、まとまりのある文章が書けるようになって、仕事をする時になって活かせるといいですね。


特定の課題に関する調査(英語:「書くこと」):国立教育政策研究所



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投稿者 kksblog : 2012年02月09日 12:11


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