●“東の空に輝くリング”5月21日金環日食 安全に日食を観察しよう (2012年02月18日)
5月21日の朝、日本全域で日食が見られます。特に九州地方南部から関東地方付近にかけての帯状の範囲では、太陽の中央部分が月に隠されて、太陽がリング状に見える「金環日食」になります。日本で前に皆既日食が観測されたのは1987年、リング状に見えたのは沖縄と周辺地域でした。今回は本州から九州の広い範囲で観察できるため、多くの人たちが楽しみにしていることでしょう。
さて、日食観察で大切なことは、正しい方法で観察することです。太陽を直接目で見るのは危険であることは多くの人が知っているでしょうが、サングラスや色つき下敷きなどでは、目に害がない程度まで減光することはできません。日本天文協議会などは、学校向け資料「日食を安全に観察するために」を作成しました。また株式会社セガトイズでは、安全に日食を観察するための日食観察グラスを発売しています。
「日食を安全に観察するために」では、さまざまな日食の観察方法を紹介しています。もっとも安全なのは、ピンホールカメラの原理を利用して、紙に映った太陽を観察する方法や、鏡で壁などに投影した太陽の形を観察する方法です。直接太陽を見上げる場合には、必ず日食観察グラスを使いましょう。これらの観察方法についても、正しい使い方や注意点が書かれています。
さらに、学校で日食観察会を開く場合の注意点についても書かれています。事前に安全な観察方法を十分説明しておくことなど、実施を考えている学校や団体ではよく読んでおくべきでしょう。また、今回の日食は、食の最大が午前7時30分前後なので、ちょうど通勤・通学時間帯にあたります。学校に行く途中で危険な観察をしないよう、通学路で日食観察をして事故にあわないよう、子供たちに注意することも大切です。
セガトイズからは、日食グラスとハンディホームスターやカウントダウンクロックのセットを発売します。ハンディホームスターは、レンズをのぞくとLEDライトによって星空が映し出される、手のひらサイズのホームスターです。カウントダウンクロックは、その日から指定した日までをカウントダウンしてくれる時計で、日食当日までのわくわくした気分を盛り上げてくれそうです。
2009年の皆既日食では、曇りや雨の地域が多く残念でしたが、今度の金環日食は晴れるといいですね。あと3カ月ちょっと、観察方法の予習をしながら、楽しみに待ちましょう。
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投稿者 kksblog : 2012年02月18日 07:21