●企画展「大阪おもちゃ物語-大正・昭和-」 大阪府庁本館・時代玩具展示室 (2012年01月25日)
大阪府庁本館は、大正15年に竣工し、モダニズム建築のさきがけとなるデザインの建築物であり、その中でも5階中央にある「正庁の間」は、かつて年末年始の行事や人事発令・式典などに使われていた特別な部屋です。近年は執務室などとして使われてきましたが、このたび、大正時代当時の姿に復元改修を行い、1月25日から来庁者に週2日公開することとなりました。
また、「正庁の間」に隣接する時代玩具展示室では、「正庁の間」復元改修・一般公開にあわせ、府指定有形民俗文化財の貴重なおもちゃコレクションの展示を行います。第1回は、企画展示「大阪おもちゃ物語-大正・昭和初期-」が開催されます。
開催期間は1月25日(水)から3月23日(金)までの10時から17時、土日祝日はお休みです。入場は無料です。土日祝がお休み?と思うかもしれませんが、場所が大阪府庁舎なので、平日の昼間のみの開館となります。
会場では、戦艦「敷島」の走るおもちゃや、電磁機関車の模型、フランス人形やきせかえあそび、「昭和の角聖」と呼ばれた力士、双葉山の描かれたメンコなど、大正から昭和初期という時代を映したものが並んでいます。この時代の日本は、ロシアや今の中国と戦争を行い、軍の勢力が強くなっている頃ですね。人形も現代のおもちゃのようにデフォルメされているものは少なく、フランス人形などはその緻密さを見て楽しめそうです。
また、この企画展が開催されるきっかけとなった「正庁の間」もぜひ見学したいところです。国内最大級の大きさを誇る天井のステンドグラス、壮麗な室内装飾、当時の部材のまま復元されたシャンデリアや寄木貼りの床、大阪城が望める東窓など、みどころがいっぱいです。
おもちゃは世相を映す鏡とも言われます。子どもたちにどんなものを与えたいか、子どもたちが大人にどんなものを見ているのが如実に反映されるのでしょう。今から考えると信じられない、というようなおもちゃも見られるのではないでしょうか。おもちゃが大好きな子どもたちと、足を運んでみませんか。
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投稿者 kksblog : 2012年01月25日 00:45