●企画展「世界の終わりのものがたり」の問いに、あなたはどんな答えを出す? (2012年01月18日)
多くの人々の命を、家族を、暮らしをさらっていった東日本大震災から、まもなく1年が過ぎようとしています。あの出来事から、私たちは自分たちの生活が、恒久的に平穏に続くものではなく、大きな力の前ではかくも脆いものであることを思い知らされました。
日本科学未来館では、3月10日(土)から6月11日(月)まで、企画展「世界の終わりのものがたり~もはや逃れられない73の問い」を開催します。すべての物事には終わりがあります。命は有限であることを私たちは知っています。栄華を誇った数々の文明が崩壊していきました。かつて永遠に存在すると考えられていた宇宙でさえ、やがて終焉を迎えます。「終わり」は必然であり、すべてのものに潜んでいるのです。しかし私たちは、その事実に向き合うことなく、日々を過ごしているのではないでしょうか。
東日本大震災から1年、終わりという真実を踏まえたうえで、人は何を大切に生きていくべきか、また科学技術とどう付き合っていくべきかという問題に正面から向き合い、自分なりの答えを持つべきではないか、この企画展はそういった提言をしています。
会場では「終わり」をさまざまな観点から捉える73の「問い」を通して、来場者の考えを問い続けます。「生きているってなんでしょう?」「世界の終わりとは、なにが終わることなのでしょうか?」科学トピックを見たり、自分の胸に問いかけたり、友達や家族と語らったりしながら、自分自身の回答を探していきます。
展覧会の開幕に先立ち解説された特設ウェブサイトでは、回答者に谷川俊太郎氏、茂木健一郎氏など、各方面の第一線で活躍する著名人の面々を迎え、「終わりのアンケート:あなたにとって世界の終わりとは?」を順次公開しています。
今を生きている私たちにとって、「終わり」を考えることは辛いこと、恐いことかもしれません。しかし「終わり」を意識するからこそ「生きること」の意味や希望を見出すことができるのではないでしょうか。今こそ「終わり」に向き合ってみませんか。
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投稿者 kksblog : 2012年01月18日 00:20