●10月1日現在、東北3県での学校の授業等実施状況 文部科学省の調査 (2012年01月12日)
東日本大震災から10ヶ月がたちました。復興が進んでいるとはいえ、まだ被害の爪あとが大きく残っている地域が少なくありません。子どもたちが通う学校も、十分な環境が戻っていると言い難いところもあります。
文部科学省は、東日本大震災で被災した岩手県、宮城県および福島県の都道府県・指定都市教育委員会に対し、2011年10月1日現在の、学校における授業の実施状況などを調査しました。これによると、同年6月時点と比較して全般的に状況は改善されており、特に体育館や屋外活動の状況に改善がみられました。
震災に伴い、休校していた学校は23校から15校に減り、他校・他施設を」利用している学校は137校から106校になりました。6月には調査しなかった新規項目として、仮設校舎を使用している学校数を調査したところ41校でした。
最も改善率が高かったのは「屋外活動の実施」で、全く実施していない学校が94校から6校へ大幅に減っています。しかし一部制限しての実施校はまだ多く、399校あります。また、体育館は全く使用できない・一部使用できない学校を合わせて408校から176校に減っています。これは避難所として使われていたところが、避難所の閉鎖によって使えるようになったことが考えられます。同様に理科室、家庭科室もそれぞれ45%前後改善しています。
授業時間数を減らして授業を実施している学校は17校から9校、1教室で2クラス以上の独立した授業を実施したり、体育館を代替使用したりしている学校は96校から70校とそれぞれ減っていますが、満足に授業がうけられない学校がまだ残っているようです。
壊滅的な被害を受けて、これから学校自体を立て直すところもあるでしょう。防災の意識を高めた、安心・安全な学校づくりを目指してもらいたいですね。
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投稿者 kksblog : 2012年01月12日 09:57