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小学校英語で英語の音やリズムへ慣れる成果あり、中学校へつなげる (2011年12月20日)

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ベネッセコーポレーションが、全国の中学1年生およびその母親を対象に、『小・中学校の英語教育に関する調査』を実施しました。

小学校での外国語活動の状況や、中学校入学後の英語教育の現状を把握するための調査。小学校英語は英語の音やリズムへの慣れの成果につながり、中学校へのつながりとしては、小学校で充実していた「話す」時間を確保することであることがわかりました。

「小学校6年のときに英語が好きだった」と答えた生徒は全体の約6割。理由は「授業が楽しかったから」であり、中学1年生になっても半数以上の生徒が「学校で学ぶ英語は好き」と答えています。

小学校の英語活動で身に付いたと思うことは、「英語を聞くこと」「英語の音やリズム」「外国人と接すること」が多く挙がっています。これらは中学校に入ってから役立っていますが、一方で「英語での簡単な会話」や「英単語、英語の文の読み・書き」もやっておきたかったと感じています。

中学校の英語の授業については概ね肯定的ですが、「英語を話す時間」「外国人の先生の授業」が少なくなったことなど、小学校で充実していた活動が減ったことに関しては否定的です。

小学校の英語活動は楽しかったと感じる生徒が多く、英語の音声への慣れもあり、学習指導要領で掲げられている「外国語活動」のねらい通りの成果が見られます。しかし、音声だけでなく、英語の文字・単語・文の読み書きも中学校英語につながったと答える生徒も多くいることから、小・中学校の英語教育のつながりを考える上での課題といえそうです。

中学校英語の学習動機は「テストでいい点を取りたいから」が最も多く、「英語ができるようになるのがうれしいから」、「英語はこれからの国際社会で必要になると思うから」が続いています。英語が好きな生徒も多く、テストや入試だけではなく、英語自体への内発的な学習動機が強く現れていますが、授業の中で英語を話す時間やALTなどの授業が少ないことについては、小学校の英語活動で経験したこととのギャップもあるためか否定的。小学校で音声に慣れ親しみ、中学校で本格的に学習する、そのつながりが工夫され、学習意欲が落ちずに続けられるといいですね。


「小・中学校の英語教育に関する調査」 / ベネッセコーポレーション



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投稿者 kksblog : 2011年12月20日 17:37


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