●子どものお小遣い、小6と中1の差、中3と高校生の差はそれぞれ倍以上 (2011年12月16日)
Benesse教育情報サイト上にて、子どものお小遣いに関する調査結果が発表されています。アンケートの対象者は、小学生以上の子どもを持つ保護者でした。
子どもにお小遣いを与えているかどうかという質問には、学年が上がるにつれて、「定期的にお小遣いを与えている」という保護者の割合が高くなりました。「高校生」では、7割を超えています。
「子どもに定期的にお小遣いを与えている」と答えた保護者を対象に小遣いの金額を聞いたところ、小学生は、サンプル数が多くなる「小3」の平均額が「456円」、「小6」が「781円」で、3年間でそれほど大きくは増えていませんでした。
ところが「中1」では平均「1,810円」と、「小6」の倍以上にはね上がっています。「中1」と「中3」の比較では「中3」のほうが多いものの、差額はわずか「281円」に過ぎません。一方で「高校生」は「4,668円」と、「中3」の2倍を超えています。
お小遣いの金額は、「小学生」「中学生」「高校生」と、大きく3つに分かれることがわかります。これは、2008(平成20)年の調査結果でも同じでした。各学年の平均額を見ても、2008(平成20)年の調査とあまり変わりません。
ただ、「中1」の平均額は2011(平成23)年のほうが540円高くなりました。他学年がおおむね100円前後の差であるだけに、かなり大きな変化です。これによって2011(平成23)年の調査は、「小6」と「中1」の金額の差がいっそう際立つ結果になりました。なお、お小遣いを与えるサイクルは、「1か月に1回」が9割以上を占めました。
子どものお小遣いでまかなうものについて(家庭のルール)に関しては、「マンガは子どものお小遣いでまかなうことになっている」という保護者が最も多く、7割近くを占めました。さらに、「友達へのプレゼント代」「ゲーム」「お菓子」の割合も高く、趣味や友達づきあいに関して「お小遣いでまかなう」とする家庭が目立ちます。
お小遣いに関しては、各家庭の経済事情とも密接につながっています。お互いに無理のないように、家庭のルールも明確にしながら子どもと話し合って決めることが大切ですね。
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投稿者 kksblog : 2011年12月16日 16:45