●年収に占める教育費の割合は過去最高水準、800万円以上の世帯も奨学金増 (2011年11月28日)
日本政策金融公庫により、平成23年度「教育費負担の実態調査結果(国の教育ローン利用勤務者世帯)」の調査結果が公表されています。
高校入学から大学卒業までに必要な費用は、子ども1人当たり1,042.3万円となっており、前年調査(1,059.8万円)と比べ17.5万円減少しました。年収階層別にみると、特に「年収800万円以上」の世帯は1,140.7万円となっており、前年調査(1,228.5万円)と比べ大きく87.8万円減少しています。
在学費用の年収に対する割合は、平均で37.7%となっており、前年調査(37.6%)と比べて0.1ポイント増加しています。年収階層別にみると、年収が低い世帯ほど負担は重くなっており、「年収200万円以上400万円未満」の世帯における在学費用の割合は57.5%と、年収の半分以上を占めていました。
さらに、世帯年収(平均)は566.9万円となっており、前年調査(572.5万円)と比べ5.6万円減少したことがわかりました。
教育費の不足分への対応としては、「教育費以外の支出を削っている(節約)」が62.2%と最も多くなっています。以下「奨学金を受けている」が56.5%と続きます。節約している支出としては、「旅行・レジャー費」が61.6%と最も多く、以下「外食費」が49.3%と続きました。
年収階層別に教育費の捻出方法を平成19年度と比較すると、「年収800万円以上」の世帯において、「奨学金を受けている」が15.5ポイント増加しており、「預貯金や保険などを取り崩している」が12.0ポイント減少していることが目立ちます。
教育費がずっしりと肩にのしかかってきているようですね。少しでも各家庭での負担が減るように、国を挙げての教育改革が望まれるのではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2011年11月28日 16:45