教育家庭新聞社
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学食というと、安くてボリュームのあることが重視されるメニューとなりがちですが、この本の中に並ぶ献立は、見た目も価格もイメージを覆すものばかりです。

大学ごとの学食の案内は、カラー写真での一押し献立、そして、営業時間などの内容になっています。それに合わせて、学部の種類、大学への交通手段などの紹介もあり、学食だけに限らず、大学全体案内の役割も果たすこととなる本に仕上げられています。

キャンパス内の雰囲気や、学内博物館や美術館に関する情報も、盛り込まれており、地域住民の方たちにとっては、散策に役立てることもできそうな内容となっています。

こうした充実した内容も、編集の過程では苦労がありました。

約５０大学に取材を申し込んだものの、警備上の理由から、「学外者が学食を利用できない」という大学も多かったといいます。このため、掲載した大学は「一般の人が入れるかどうかを重視しての掲載」をしました。

本は、Ａ５判で１２８ページ、値段は、税別で１３００円です。

発行後、高校からの問い合わせが相次いだということなので、大学内の環境として見た「学食」について、参考までに知っておきたいということでしょうね。

多摩のキャンパス 学食ごはん：けやき出版