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アジアでの旧石器時代のホモ・サピエンスについてのシンポジウム開催 (2011年11月21日)

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国立科学博物館にて、11月29日から12月1日まで国際シンポジウム『旧石器時代のアジアにおける現代人的行動の出現と多様性』が開催されます。

18カ国から専門家が集い、テーマをアジア地域に焦点を絞って議論する、初めての大規模国際会議になります。

ホモ・サピエンスのアフリカ起源説が定説化した現在、その世界への拡散過程と現代時的な進化過程が問われています。そのために、旧石器時代のホモ・サピエンスの遺跡調査が、世界各地で活発に行なわれるようになっていることが、今回のシンポジウム開催の背景です。

日本列島の後期旧石器文化につおいては、世界最古の狩猟用落とし穴や特殊な石器、古くからの海洋渡航技術など、興味深い要素がたくさんあります。しかしこれまで海外ではほとんど知られていませんでしたが、シンポジウムではこうした要素を海外に広く発信し、かつホモ・サピエンスのグローバルな拡散史の中で、どう位置付けるかを検討する場にもなりそうです。東部アジアで最も完全なホモ・サピエンス化石、世界最古級の細石刃、磨製斧、黒曜石の海上運搬などがどう評価されるか、日本の最古の文化の位置づけに興味が出てきますね。

シンポジウムに合わせて、この分野の世界的権威の研究者を招いての一般講演会、日本の重要遺跡について紹介する遺跡見学会なども予定されています。


国際シンポジウム「旧石器時代のアジアにおける現代人的行動の出現と多様性」の開催について:国立科学博物館



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投稿者 kksblog : 2011年11月21日 17:37


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