●高等学校教育の改革で、中高一貫教育校は増加傾向~文科省 (2011年11月16日)
文部科学省が、各都道府県における高等学校教育の改革に関する推進状況について調査し、その結果を公表しました。
平成11年4月から制度化されている中高一貫教育校は、昨年度より18校増加し、420校となりました。
中高一貫教育制度は、これまでの中学校・高等学校に加えて、生徒や保護者が中高一貫教育も選択できるようにすることにより、中等教育の一層の多様化を図るために制度化されました。公立の中高一貫教育校が設置されている県は44都道府県で、そのうちの41都道府県においては、複数校が設置されています。内訳としては、中等教育学校49校、併設型288校、連携型83校。平成24年度にはさらに25校の中高一貫教育校の設置が予定されています。
単位制高等学校は、昨年度より21校増加し、952校になりました。生徒の幅広いニーズにこたえる多様な履修形態を可能にするため、昭和63年度から定時制・通信制課程において制度化され、平成5年度からは全日制課程にも拡大されています。
普通教育を主とする学科である「普通科」、専門教育を主とする学科である「専門学科」に並ぶものとして、普通教育と専門教育とを総合的に行う学科として、平成6年4月から制度化されている「総合学科」は、昨年度より2校増加し、351校が設置しています。
各都道府県・指定都市において重点的に取り組んでいる課題については、39都道府県が「キャリア教育」、次いで35道府県が「基礎的・基本的な学力の定着」と回答しています。
社会の多様化にあわせ、教育も多様化し、柔軟に対応できるようになるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2011年11月16日 18:38