●生物多様性ワークショップ「日本に生き物は何種いるか」 国立科学博物館 (2011年11月15日)
島国である日本は、豊かな生物多様性を有する反面、野生動植物の約3割が絶滅の危機に瀕しているということです。これには人間による自然破壊や、外来種の持ち込みなどの他、地球温暖化による影響によるものと考えられています。
国立科学博物館では、東京大学などと共に、21世紀の生物多様性研究のワークショップ「日本に生き物は何種いるか」を開催します。日時は12月10日(土)、会場は国立科学博物館の日本館2回講堂になります。
参加費は無料、案内サイトの申込用紙に記入の上、メール添付で申し込めば、誰でも参加できます。動物・植物・海洋生物・昆虫などさまざまな生き物の多様性について、各分野の専門家の話を聞くことができます。
このワークショップのユニークな点は、生物多様性や絶滅危惧種を語る上でよく取り上げられる、陸上動物や植物よりも、海洋生物や菌類といった種にスポットを当てているところです。海洋生物については、海洋科学技術センターのドゥーグル・リンズィー、藤倉克則両氏によって「日本近海にはどれくらいの生物がいるのか」をテーマに語られます。
日本近海の生き物については、バクテリアから大型哺乳類まで、3万を超える種が科学的に認識されており、これは全海洋生物種25万種の実に13.5%に当たります。なぜこのような豊かな生物種を有しているかというと、日本の国土が縦に長いこと、暖流・寒流の両方が流れること、海底で4枚のプレートがぶつかっているからだといいます。
この他にも「日本には菌類が何種くらいいるか」「ゾウムシ:ありえない多様性」など、話題を耳にすることの多い動物・植物とはさらに違った観点から生物多様性を考えることができそうです。昨年の国際生物多様性年から興味を持った方も多いのではないでしょうか。さらに生物多様性の知識を深め、見解を広げてみませんか。
« スリムで使いやすい『キャンパスバインダー<スマートリング>』発売 | トップページへ 未来について学ぶ体験型イベント“こどもの未来カレッジ”イベントとツアーを開催します! »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2011年11月15日 10:29