●自転車に関する交通ルール、知っていますか?守っていますか? (2011年11月12日)
災害で帰宅困難になった経験や、節電、省エネルギー、さらに健康維持にもいいとして、通勤・通学に自転車を使う人が増えています。ちょっとした自転車ブームと言えそうですが、その反面、これまで日本の交通ルールの中で、自転車に関して曖昧な部分が問題を引き起こすケースも目立っています。
警視庁では、自転車に係る法令遵守意識などに関するアンケート調査の結果を受け、良好な自転車交通秩序の実現のための総合対策を推進するとしています。全国の運転免許試験場などの来場者に自転車の法令遵守に関するアンケートを行ったところ、通勤・通学に自転車を使う人、使うことを検討している人は全体の約4割でしたが、自転車の「歩道通行要件」について知っている人は約6割にとどまりまっていました。
自転車の交通ルールについて、知っているが守らないことがあるものは、「車道通行の原則」は46%、「歩道上の歩行者優先」は29%、「車道の左側通行」、「携帯電話の使用等による不安定な運転の禁止」がそれぞれ28%となりました。その理由としては「通行環境が不十分」が最も多くなっています。またその他に、「自動車より事故を起こす可能性が低い」「他の人も守っていない」「取り締まりを受けることはない」といった、危機管理、モラルに関する意識が低いと言わざるを得ない回答も見られました。
良好な自転車交通秩序実現への基本的な考え方としては、「自転車は車両である」ということの徹底がまず上げられます。これには、自転車本来の走行性能の発揮を求める者には歩道以外の場所の通行を促進し、歩道を通行する者には歩行者優先を徹底します。このためには自転車の通行環境の確立や、これまで「誰でも乗っていい」ものだった自転車に、ルール周知と安全教育の実施、指導取り締まりの強化を行うことが必要となります。
ルールやマナーを知らないままに自転車に乗ることは、歩行者を巻き込んだ事故を起こす、自分が危険な目に遭う、という危険をはらんでいます。「これくらいなら」という甘えを捨て、一人一人が自転車に乗ることに責任を感じるべきではないでしょうか。
自転車に係る法蓮遵守意識などに関するアンケート調査の実施結果について:警視庁
良好な自転車交通秩序の実現のための総合対策の推進について:警視庁
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投稿者 kksblog : 2011年11月12日 19:29