●自分専用の携帯、小学生1割台後半、中学生は4割台前半、高校生は95%以上保有 (2011年11月08日)
内閣府により、「平成23年度 青少年のインターネット利用環境実態調査(PDF版)」が公表されています。
同調査は、平成21年度、22年度に引き続き、青少年およびその保護者を対象として、インターネットの利用状況、フィルタリングの認知および普及の状況並びにフィルタリングの改善ニーズなどを調査し、青少年インターネット環境整備法の実施状況のフォローアップのための基礎データを得ることを目的として実施されました。
青少年に対して、携帯電話(PHS含む。以下同じ)の所有について聞いたところ、「自分専用の携帯電話」が49.4%、「家族と一緒に使っている携帯電話」が3.3%、「持っていない」が47.4%となり、「自分専用の携帯電話」と「家族と一緒に使っている携帯電話」を合わせた「携帯電話を持っている(計)」(52.6%)が「持っていない」を上回りました。
学校種別にみると、学校種が上がるほど「自分専用の携帯電話」の所有が多くなっており、小学生では1割台後半(16.6%)ですが、中学生では4割台前半(42.8%)となり、高校生ではほとんど(95.1%)が自分専用の携帯電話を所有している結果となりました。
また「携帯電話を持っている(計)」も同様の傾向にあり、小学生では約2割(20.3%)、中学生では4割台後半(47.8%)、高校生では95.6%とほとんどとなっています。
「携帯電話を持っている(計)」について平成21年度(小学生:21.8%、中学生:46.8%、高校生:96.0%)および22年度(小学生:20.9%、中学生:49.3%、高校生:97.1%)と比べても、大きな差はみられません。
パソコンの使用状況について聞いたところ、「家族と一緒に使っているパソコンを使っている」(68.8%)が最も多く、次いで「学校に置かれているパソコンを使っている」(38.2%)、「自分専用のパソコンを使っている」(6.3%)と続きました。また、「パソコンは使っていない」は15.4%です。
インターネット上のトラブルや問題行動に関連する行為の経験を聞いたところ、「チェーンメールが送られてきたことがある」(27.8%)が最も多く、次いで「プロフやゲームサイトで知り合った人とやりとりしたことがある」(9.5%)となりました。一方、「あてはまるものはない」と回答した青少年は約6割(60.1%)である。
携帯電話からも簡単にインターネットにつなげるようになり、トラブルに巻き込まれることも増えているようです。家庭や学校での指導力が問われる時代になりましたね。
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投稿者 kksblog : 2011年11月08日 23:01