●子どもに関する線量低減を優先『チルドレン・ファースト』~文科省 (2011年11月07日)
東日本大震災により、福島県では、原子力発電所から放射性物質が放出。子どもたちへの影響が大変心配されています。文部科学省では、「除染に関する緊急実施基本方針」において、子どもに関する線量低減に優先して取組む方針『チルドレン・ファースト』を推進しています。
避難が必要とされた地域においては、学校での教育活動が行なえなくなっているだけでなく、放射線の影響への不安や除染に向けた取組等にて、非常に困難を極めています。そこで、教育および科学技術を所管する文部科学省としても、学校および放射線に関する知見を活かし、学校、通学路、公園等、子どもの生活環境の除染が優先的に行なわれるように、独立行政法人日本原子力研究開発機構と協力し、現地での除染にあたるチームに専門家を派遣することを検討しています。
派遣は福島県、市町村教育委員会及び市町村等からの要請に基づき行い、専門的見地から除染計画策定や除染作業を連携して実施することを予定しています。
除染チームは、20~30名とし、放射線の専門家、地元企業等で結成し、実施部隊とボランティアにより、除染を行ないます。旧緊急時避難準備区域内にある5市町村を優先し、学校の早期再開を目指します。終了後はその他の市町村にも拡大していきます。
子どもの生活環境を速やかに除染することにより、子どもや保護者の方々が安心して生活をおくることが可能になり、被災地全体の復興の牽引力になっていくことができると考えられます。さまざまな機関や団体等が連携し、1日も早く子どもたちの生活環境が改善されるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2011年11月07日 21:16