●平成22年度「学校における食の安全に関する実態調査報告書」 (2011年11月19日)
独立行政法人日本スポーツ振興センターは、子どもを学校に通わせている保護者なら年に一度は名前を目にするのではないでしょうか。学校でケガをしたときに医療費請求ができる、災害共済給付制度を行っている機関です。広くは、我が国における「スポーツの振興」と「児童生徒などの健康の保持増進」を計るための中核的専門機関です。
日本スポーツ振興センターでは、学校安全や学校給食などについての情報を開示する「学校安全Web」を運営しています。この度、平成22年度「学校における食の安全に関する実態調査報告書」が公開されました。学校で発生した食中毒事件などを調査・報告と共に、学校給食関係者などに対する指導の資料として活用することがねらいです。
この報告書において、学校給食調理場で調理した給食を原因とした、2件の食中毒事件の例が上げられています。これらはいずれもノロウィルスを原因としたケースで、主な問題点としては、手洗いの設備・方法が不適切だった、学校給食従事者専用便所が不備だった、汚染作業区域と非汚染作業区域が明確に区分されていなかった、などの原因が考えられています。
他にも、ヒスタミンを原因物質とした食中毒事件の事例が掲載されています。さらに学校給食調理施設、設備使用前の一般生菌数および大腸菌群を検査した
結果によると、シンクやざる、シンクの中の残り水に生菌が多く発生していることがわかります。
安心・安全であることが絶対である学校給食、それを守るための報告書です。子どもたちの安全を守るために、日本スポーツ振興センターがどのように役立っているか、学校給食についてどのような点を注意して見ればよいかわかります。たとえ直接給食との関わりが無くとも、こういった報告によって子どもの安全を守るポイントを知ることができるのはいいことですね。
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投稿者 kksblog : 2011年11月19日 00:00