●全ての生命は環の中にある 「ちきゅうをみつめて」日本科学未来館で公開 (2011年10月26日)
東京・お台場の日本科学未来館では、12月7日(水)よりドームシアターガイアにて、大型映像作品「ちきゅうをみつめて」を公開します。地球環境をテーマとしたファミリー向けのアニメーション作品です。科学好きな女の子、ナオコが幼なじみのサトルが、不思議なカメラに謎の映像を見せられることから物語は始まります。そのカメラは再び10年後、2人の前に現れ、そして大人になったナオコは…
この作品では「炭素循環」をストーリーの鍵に取り上げています。「炭素循環」とは、空、海、生物を含む、地球全体での炭素の循環のことで、生命活動を支える最も根本的な仕組みです。炭素が含まれた物質の中で、もっともポピュラーなものの一つに二酸化炭素がありますね。
大気中の二酸化炭素は、植物に取り込まれ、光合成のはたらきにより植物の体をつくります。植物は、それを食べる他の動物の体を作る材料となります。人間も元をたどれば、二酸化炭素に含まれる炭素でできた他の生物から作られ、最後には微生物に分解されて二酸化炭素となり大気中に戻ります。
この「炭素循環」は全ての生物の生命活動の重要なシステムのひとつであり、大変わかりやすい例です。そして二酸化炭素は、生命活動に関わりがあると同時に、地球環境にも大きくかかわっています。地球の生命はすべてこの循環の中にあることを理解することで、地球環境問題にどう対処すべきかを考えるきっかけとなる作品です。
「ちきゅうをみつめて」は期間中、平日13時からの1回、土日祝日は13時、15時からの2回上映します。特別な観覧料は必要なく、日本科学未来館の通常入館料のみで観られます。人間は選ばれた特別な存在ではなく、地球という星に存在する生命体のひとつであること、地球環境の一部であることを考えさせてくれます。自分たちの生きる場所を守るために、何ができるかを考えてみませんか。
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投稿者 kksblog : 2011年10月26日 12:56