●知的先覚者ウメサオタダオ展-未来を探検する地の道具- 科学未来館 (2011年10月12日)
宇宙飛行士だった毛利衛さんが館長を務める日本科学未来館では、12月21日より2月20日までの期間で、企画展「ウメサオタダオ展―未来を探知する知の道具―」を開催すると発表しました。
梅棹忠雄氏は、1920年京都生まれ。理学博士でありながら、多様な知識と独創的な視点から世界を読み解いた民俗学者であり比較文明学者です。平易な言葉で、斬新な検知を示し、国立民俗学博物館の創生に尽力し、初代館長はじめ京都大学の名誉教授などを歴任し、「知の巨人」と呼ばれた人物です。
◆ ウメサオタダオ展◆
場所:日本科学未来館1階
期間:12月21日(水)~2月20日(月)
時間:午前10時~午後5時
入場料:大人1000円、18歳以下無料
※ 今年3月から6月にかけて、大阪の国立民族学博物館で特別展の巡回展示です。
あくなき好奇心を発揮し、世界を歩き、ひらめきを逃さず未来を創造し、文明論を構築した知的先覚者、梅棹忠雄氏の軌跡を再現しているそうです。この混迷の時代を乗り切るための羅針盤となって欲しいという思いから、今回の展示が企画されています。
さらに会期中には、シンポジウム「未来を探検する知のバトンリレー」が開催されます。梅棹氏が描き出した生態史観をもとに世界の動きを振り返りながら、日本の知を築いた知識人、現在第一線で活躍している専門家、未来を創る学生が、世代を越えて人類の未来について語り合う予定です。
人としての学ぶ姿勢やものの考え方、全てがお手本となりうる梅棹の軌跡を、見て感じることができたら良いですね。
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投稿者 kksblog : 2011年10月12日 14:32