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親のかくれ不眠が引き起こす負のループで、子どもの成長に影響 (2011年10月06日)

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特定非営利活動法人 日本ブレインヘルス協会から設立された睡眠改善委員会が、「お子さまの健康状態や生活に対する悩み」について、インターネット調査を実施しました。

対象は、小学生以上の子どもを持つかくれ不眠者と快眠者。かくれ不眠者とは、慢性的な不眠ではなく、専門的な治療をする必要はないけれど、睡眠に悩みや不満をえ、日常生活に影響がある状態の人。親の睡眠習慣が、子どもの健康状態、生活にどのような影響を及ぼしているのかを調査しました。

調査結果によると、子どもの肥満・寝坊は「親のかくれ不眠」が原因とも考えられることが判明しました。

子どもの睡眠に関する悩みのうち、かくれ不眠者の親に多いのは「就寝時間が遅い」、「睡眠不足ぎみである」及び「寝坊が多い」という悩み。親がかくれ不眠である場合、就寝時間が遅い可能性があり、結果として子どもの就寝時間も遅くなり、したがって睡眠時間が短く、寝坊につながります。親の睡眠習慣が子どもに影響することは十分に考えられるのです。

同様に、子どもの健康に関する悩みのうち、かくれ不眠者の親に多いのは、子どもが食べ過ぎることが多い」及び「肥満気味である」という悩み。親がかくれ不眠の場合、ストレスがたまり、つい子供にもイライラした態度をとってしまいがちで、子どもにはそれも大きなストレスと感じてしまいます。親自身が過食傾向となることで、家庭の食事のバランスが崩れたり、間食の機会が増えることも一因ですが、子どもは「食べること」をストレス解消のはけ口とするため、ストレスによって必要以上の食事をとることがあります。この食べ過ぎが肥満につながってしまうこともあるのです。

睡眠は健全な体の成長を促したり、日中の記憶を脳に定着させる時間であるため、良い睡眠がとれないと、成長そのものや学校の成績などにも影響する可能性があります。子どもの健やかな成長には、まず親の睡眠改善を図ることが第一歩です。

親がかくれ不眠のため、子どもも睡眠不足に。親のストレスを感じ、子どもは食べ過ぎる等、食生活にも影響し、摂取カロリーが増え、同時に睡眠不足により活動が低下し、成績が落ちたり成長に影響を及ぼす。それがまたストレスになる、といった負のループに陥る可能性もあるようです。睡眠は、健康を維持するための大切な要素なので、親子で健やかな眠りをとるようにしていきたいですね。


子供の肥満・寝坊は「親のかくれ不眠」が原因?|睡眠改善委員会



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投稿者 kksblog : 2011年10月06日 22:21


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