●平成23年度「全国学力・学習状況調査」の問題冊子等の配布~文部科学省 (2011年10月05日)
文部科学省では、国が作成した問題冊子などを、希望する教育委員会及び学校等に対し、9月26日~30日に配布しました。
また、「平成23年度全国学力・学習状況調査」について、今年度は、従前の全国学力・学習状況調査としての調査の実施を見送る一方、各教育委員会、及び学校等における教育に関する検証改善サイクルの継続を支援するため、希望する教育委員会及び学校等に対し、国が作成した問題冊子などを9月下旬に配布することを通知していました。
そして、東日本大震災の影響で中止となった、今年度の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の問題を使い、小中学校が独自に子どもたちの学力を確かめるテストが、9月27日に、全国各地でスタートしました。
これは、4月に予定されていた学力テストの中止が決定した後、自治体などから「作成済みの問題を使いたい」という声が寄せられ、希望校に配布される運びとなったわけです。
ただ、「全国学力・学習状況調査」の実施については、全国的にも賛否両論です。
実際に調査が行われた中学校の校長が「学習の定着度を確認し、次年度以降の指導に生かしたい」と述べたケースがあったかと思えば、市長が、記者会見にて全国順位を比較することに対し、批判しているというケースもあります。そういうことで、この市では、学校が自主的に利用するというだけで、市としての結果は、集計しません。
子ども達に対し、学力というところで比較をするのが、結果的によい方向に繋がる場合もあれば、逆効果になってしまうこともあり、一概になんとも言えないというのが、現状でしょうか。
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投稿者 kksblog : 2011年10月05日 03:30