●中学・高校の先生を対象にした「宇宙研修」-ISSを見ながら授業をしよう- (2011年10月12日)
国際宇宙ステーション(ISS)は、私たちの暮らす地上から見上げて、高度400kmの高さを飛んでいます。無重力や大気のない状態を利用して、さまざまな宇宙実験を行っているISSは、「地球で一番高い場所にある実験室」とも言えるのです。
10月29日(土)に、中学校・高等学校の教員を対象としたイベント「宇宙研修:ISSを見ながら授業をしよう」が東京都新宿区で開催されます。テーマは「高度400kmを飛ぶ研究所、ISSでの宇宙研究に迫る」、国際宇宙ステーションでの実験や天体観察の方法について、実践をまじえた解説をきくことができます。
この「宇宙研修」は天体望遠鏡などの総合工学機器メーカーである株式会社ビクセンと、理科教育を応援する「教育応援プロジェクト」を運営している株式会社リバネスによって行われるものです。「教育応援プロジェクト」は現在企業80社、自治体50箇所、大学170校が参加しており、今回のようなイベントの他、実験教室や科学雑誌の発行、教材開発などを行っています。
当日は、講師として宇宙航空研究開発機構(JAXA)の矢野幸子主任開発員を招きます。矢野氏はISSでの宇宙用実験系の構築や機材の開発を行っており、開発した宇宙用実験機材や、ISSにおける実験の様子について、最新の情報を聴くことができます。さらに、天体望遠鏡の組立から天体観察の方法や、観察ポイントを教わり、実際に月や惑星を観測しながら望遠鏡の使い方を体験します。
日時は10月29日(土)15時から18時30分、四谷三丁目駅から徒歩5分の、リバネス本社にて行われます。対象は中学校・高等学校の教員、定員20名です。参加にはEメールまたは株式会社リバネスの告知ページにある申込フォームから申込が必要で、締切は10月21日です。
現在長期滞在中の古川宇宙飛行士をはじめ、何人もの日本人宇宙飛行士が訪れたISSに、興味を持つ子どもたちも多いでしょう。「宇宙研修」を通じて知識を深めることで、子どもたちの知りたい・学びたい気持ちを引きだせる力がつくのではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2011年10月12日 09:53