●3D映像の楽しみ方と視機能への影響は?~日本眼科医会 (2011年10月26日)
近年、急速に映画、テレビ、ゲーム機で3D映像が普及しました。眼に悪影響がないのか心配な面もありますね。社団法人日本眼科医会が、3D映像の現状と楽しみ方、視機能への影響についてまとめています。
それによると、3D映像を見続けた場合、60分を超えると疲労感を自覚し始めるようです。ただし、3Dに限らず2D含むすべての映像に言えることです。まずは、新しい眼鏡を新調したときと同じように、3D眼鏡には慣れも必要です。
3D映像の制作側は、両眼視差0.7度未満、左右眼画像差なし、激しいカメラワーク、シーンチェンジなしで制作することが条件です。
視聴者としての注意は、適切な視聴距離(50インチで2m)、ディスプレイの縦径の3倍の距離をとる必要があります。そして、自覚的に疲労を感じたら休憩すること、小児の場合は大人が管理する必要があります。自身の視力を眼鏡やコンタクトレンズで正しく矯正すること、6歳未満の視覚の発達期にある小児は視聴を控える必要があります。こういった条件を守れば、3D映像視聴に重大な問題はないそうです。
3Dとしての魅力は、解像感、透明感、やさしい立体感、シズル感、豊かな色彩、人肌の艶感、空中浮遊物が推察されています。それは、人間が映像メディアに求めてきた、映像の現実感を高めることができる技術と考えられます。これまで3D映像は生体影響という、悪影響という視点から検討されていましたが、本質的には人間の視覚を実現した映像だそうです。適切に作成された映像であれば、人には2Dにはない現実感を与え、人に効能、効果をもたらすことが期待されます。
今の3D映像の多くは、安全推奨範囲内の設定されています。視聴側も正しい視聴体制で、快適に3Dを楽しめるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2011年10月26日 21:17