●ノーベルや、日本人受賞者の素顔にせまる「ノーベル賞110周年記念展」 (2011年10月19日)
初めてのノーベル賞授与式が行われたのは1901年、つまり今年はノーベル賞110周年に当たります。これにあたり、日本学術振興会では「ノーベル賞110周年記念プロジェクト」と題し、スウェーデンのノーベル博物館が実施している「ノーベル博物館巡回展」の受入などを行います。
国立科学博物館では、企画展「ノーベル賞110周年記念展」と題し、ノーベル博物館巡回展および、日本人ノーベル賞受賞者功績展示を行います。ノーベル自身やノーベル賞に関する展示・解説の他、ノーベル博物館館長を講師に招いての講演会も行われます。また、この企画展は国立科学博物館内で行われている、世界化学年クイズスタンプラリーの会場にもなっています。
企画展の会期は11月1日(火)から2012年1月22日(日)まで、会場は地球館地下1階の特別展示室です。この企画展に特別な入場料は必要なく、常設展示入館料のみで観覧できます。ノーベル博物館館長のオーロフ・アメリーン氏による講演会は企画展初日の前日に当たる10月31日(月)に予定されており、10月20日までにメール又は往復ハガキで事前申込が必要です。
ノーベル博物館巡回展では、サンクトペテルブルグやパリなどのノーベルゆかりの地、ダイナマイトや無煙火薬などの発明と産業化の足跡など、ノーベルの人生をたどる展示が多数あります。さらに世界で最も有名な遺言となったノーベルの遺書、ノーベル賞の各賞が創設された背景について紹介します。
日本人受賞者の功績展示では、これまでにノーベル各賞を受賞した18人の受賞者について、少年時代に書いた作文や工作、受賞対象となった論文の草稿や当時のエピソードなどを交えて紹介します。また、物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞、平和賞、経済学賞の6つのメダルのレプリカが展示されており、触ったり、記念写真を撮ったりすることができます。
大人から子どもまで、ノーベル賞を受賞するということは「すごいこと」だと知っているでしょう。なぜすごいのか、どんな勉強をしたのか、どんな子どもだったのか?それを知ることで「自分も目指したい」という意欲が生まれるかもしれません。未来の受賞者候補たちに、ぜひ足を運んでもらいたいですね。
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投稿者 kksblog : 2011年10月19日 15:12