●身近な植物も絶滅の危機に 企画展「絶滅危惧植物展」筑波実験植物園 (2011年09月27日)
つくば市にある、国立科学博物館の筑波実験植物園では、絶滅の恐れがある植物を調査・研究しコレクションとして系統を維持・保全しています。9月23日(金・祝)から10月2日(日)の期間、筑波実験植物園にて、企画展「守ろう 地球のたからもの 絶滅危惧植物展」が開催されます。同園の貴重な絶滅危惧植物コレクションを見ることができるほか、スタンプラリー、保全研究紹介などがあります。最終日の10月2日には、展示案内「研究員のスペシャルトーク」も開催されます。
日本の植物の中で、約4分の1が絶滅の恐れがある植物だということです。この企画展の展示の中では、「植物が絶滅するとどうなるのか」「自然に絶滅した恐竜もいるのに、どうして植物は守るのか」「植物園ではどんなことをしているのか」といった事柄に触れています。
企画展の中で行われるスタンプラリーは、公開されている絶滅危惧植物を探して、スタンプを集めます。スタンプを集める楽しみと共に、どんな特徴を持つ植物なのか観察できますね。保全研究紹介では、植物園の8人の研究員が日々行っている研究を紹介します。また、この企画展の開催を記念して、カノコユリと、サンショウバラ・ヤマシャクヤクが美しいイラストで描かれているハンカチが、限定販売されています。
日本列島に自生するおよそ7,000種類の植物のうち、約2,900種類は日本だけに分布する固有植物です。これらの植物が日本で絶滅することは、地球から消え去ることとなるのです。そして植物の絶滅やその危険にあるものについて、その原因の80%は人間が直接関与しているものなのです。
絶滅危惧植物は、植物園で保全する以外にもできることはたくさんあります。まずは、身近にいる植物の多くが絶滅の危機に置かれていることを知ること、そして周りにも伝えることです。すでに保全に向けた取組を行っている市民団体、研究者、行政などがあれば、参加・協力するのもいいでしょう。まずは日本の植物の現状を知るために、企画展に足を運んでみませんか。
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投稿者 kksblog : 2011年09月27日 10:24