●2011年「酸性雨調査」結果発表~ウェザーニューズ (2011年09月15日)
2011年「酸性雨調査」は、株式会社ウェザーニューズが行ったもので、6月~8月の間に、全国5,000人が調査に参加しての調査でした。現在、その「酸性雨調査」の結果が発表されています。
「酸性雨調査」は、1年の中でも雨の多い6月~8月の間で、雨が降った日に、全国5,000人の調査員に、株式会社ウェザーニューズがあらかじめ配布しているpH試験紙で酸性度の調査を行ってもらい、その調査結果を報告してもらう、という方式で行われました。
今年は、過去5年の酸性度の結果を振り返って、都道府県別に、酸性度の傾向がまとめられました。この調査結果は、ウェザーニューズの携帯サイト「ウェザーニュース」とスマートフォンアプリケーション「ウェザーニュースタッチ」で公開されています。また、今後は、環境問題に向き合っていく上で調査結果を活かしていく予定となっています。
近年、環境問題の一つとして、雨の酸性度が問題視されています。ウェザーニューズでは、7年前からウェザーリポーターと雨の酸性度の調査を行い、その変化を追っています。調査の方法は、降雨があった際、事前に配布したpH試験紙を用いた酸性度の調査の実施を呼びかけて、期間内に2回計測されたデータの平均値の算出を行いました。
今年は、過去5年(2008年~2011年)の結果と今年の酸性度の値に、どのような変化が生じているかを調査するため、都道府県別に酸性度の調査が行われました。
その結果、過去5年に比べ、今年は酸性度が低くなっている県が36県に及び、全国的に酸性度が低下している傾向にあることがわかりました。全国平均で見ても、過去5年平均のpH5.69に対し、今年はpH5.74と、酸性度が低くなっています。
また、生物の生存に影響が出始めると言われるpH5.2以下の値を示す都道府県はなく、酸性雨による影響が小さくなっていることが明らかになりました。
酸性度が低下している傾向にあるというのは、少し安心できますね。
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投稿者 kksblog : 2011年09月15日 16:50