●なぜ「中秋」にお月見をするのか?アストロアーツ「特集:月を見よう」 (2011年09月02日)
旧暦の8月15日の月は「中秋の名月」として有名で、古くから供え物をしてお月見をする習慣があります。今年の中秋の名月は9月12日です。暦の関係で、中秋の名月は満月でないこともありますが、今年は2005年以来6年ぶりに、満月の「中秋の名月」となります。
天体に関する出版物やグッズなどで知られるアストロアーツでは、Webサイトの特集記事として「月」を取り上げています。「月に関する基礎知識」「踊る月のうさぎ」「明月は満月とは限らない」など、月に関する様々な知識が得られるほか、パソコンやスマートフォンのアプリケーションの紹介、明月にちなんだオンラインショップ特集、さらに昨年2010年に投稿された、「2010年 中秋の名月」のフォトギャラリーなど、月にまつわる豊富なコンテンツが用意されています。
ところで、満月は一年を通して、およそ月に1度は見られるものですが、なぜ「秋が月を見るのに良い季節」で、さらに「中秋の名月」は特別なのでしょうか。
月を見るのに「秋が良い」理由は、月の高さと天気です。太陽が天球上で通る道は、夏は高く、冬は低くなります。月の通り道も太陽とほぼ同じですが、満月は地球から見て太陽の反対側にあるため、逆に夏は低く、冬は高くなります。そこで、ちょうど見上げるのに適した高さの満月は、春か秋ということになるのです。しかし「春がすみ」や「秋晴れ」という言葉があるように、春より秋の方が天気の良い日が多い、ということで、秋がお月見のシーズンになったと言われています。
旧暦は月の満ち欠けを元にした暦で、新月の日を一日とし、次の新月を迎えるまでを1ヶ月としています。旧暦の秋は7月から9月、そのちょうど真ん中にあたる8月15日を「中秋の明月」と呼ぶことになったということです。
特集記事ではこの他に、旧暦の「うるう月」の話や、天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ」で再現した月の動きなどを見ることができます。実は月は地球に全く同じ面を向けているわけではなく、ほんの少し上下左右に動いています。この動きをシミュレーションしてみると、まるで月が踊るように回っていますよ。
お月見団子も楽しみですが、月のこと、明月のことをもっと知れば、さらにお月見が楽しくなるかもしれませんよ。9月12日、お天気になるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2011年09月02日 17:50