●『自然の恵みを活用したエコスクール』の推進~文部科学省 (2011年09月01日)
文部科学省が、環境を考慮した学校施設“エコスクール”に関する整備手法を紹介したパンフレットを作成しました。
文部科学省は従来からエコスクールの整備を推進してきましたが、『「東日本大震災の被害を踏まえた学校施設の整備について」緊急提言(平成23年7月)』においても、さらなる省エネルギー対策を講じていくなど、エコスクールの一層の推進が求められています。そこで、学校設置者がエコスクール化に取り組む際の参考になるように、パンフレット『自然の恵みを活用したエコスクール』が作られました。
エコスクールは、環境負荷の低減や自然との共生を考慮した学校施設として整備して、環境教育の教材として活用するものです。それにより、学校が児童生徒だけでなく地域にとっての環境・エネルギー教育の発信拠点になるとともに、地域における地球温暖化対策の推進・啓発の先導的な役割を果たすことが期待されています。
パンフレットでは、エコスクールの基本的な考え方の下、「減らす」、「活かす」、「創る」、「見える」、「育む」という視点にも留意することが重要として、各視点の整備事例を掲載しています。
「減らす」とは、断熱化や整備の効率化。エネルギーグ化や損失の低減に資する建材や消費電力等を効果的に組み合わせて使用します。「活かす」とは、自然の恵みを活用すること。消費エネルギーを抑制する方法として、自然光や通風(自然風)などの自然の恵みを上手に活用します。「創る」とは、最新技術等の活用。エネルギー創出や飛躍的な効率向上などにつながる最新技術を活用した設備等を導入します。「見える」とは、仕組みや原理、消費エネルギーなどの「見える化」。“減らす”・“活かす”・“創る”が実感できるよう、設備等の仕組みや消費エネルギーの表示などの見える化をめざします。「育む」とは、教育に活用すること。学校施設を教材として、子どもたちがその仕組みや原理を学び、環境にやさしいエネルギーの使い方を知ることに活用します。
子どもたちの快適な学習環境を確保しつつ、エコスクールづくりが進み、環境対策と子どもたちの教育に貢献できるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2011年09月01日 17:08