●約8割の子どもが「怖がり」でも何を怖がっているのかははっきりせず (2011年09月04日)
夏の風物詩のひとつに、“怪談”があります。夏休みには、怪談を題材にした映画やドラマが公開・放映されたり、遊園地にお化け屋敷が特設されたり、“怪談”を味わう機会も増えます。ベネッセコーポレーションが、3歳から小学6年生の子どもをもつ保護者を対象に、「怖い話」にちなんだ調査を実施しました。
まず、保護者から見て子どもは怖がりかどうか、また保護者自身が怖がりかどうかをたずねたところ、子どもも保護者も怖がりという回答が過半数に至りました。
「怖がり」について、性別でみると、女の子のほうがやや怖がりが多く、年齢別では、3歳から5歳にかけて怖がりな子どもが増えていくようです。5歳が9割で最も多く、小学校2年生が8割以上、学年があがるにつれ少しずつ減ってはいくものの、小学6年生でも7割が怖がりです。
怖がりが多い一方で、何を怖がっているのかははっきりしません。日没後に家の中で家族がいない部屋や場所にいることもあまり嫌がらず、幽霊や妖怪のようなものを怖がる子どもも4割未満で、その他はわかりません。「暗い場所を怖がる」という声が多いのですが、具体的に何を怖がっているのかは明確ではないようです。
「怖い話」については、6割以上の子どもが好きではないようです。逆に好きと回答した保護者は約3割。好きな子どもは「怖い話」の本やマンガを読んだり、テレビ番組を見る頻度が高く、「怖いけど、見たい、聞きたい」という心理のようです。
怖い話に興味があっても、怪奇現象もののテレビや雑誌、マンガはおもしろおかしく恐怖心をあおりがちであり、多感な年ごろの子どもにとっては動揺するものである可能性もあります。また、極度に怖がる子どもには、落ち着いて過ごせるようにそういったテレビや本は遠ざけるようにするなどの配慮も必要。怪談の本を読むといった、子どもらしく「怖い話」を楽しめるくらいがいいですね。
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投稿者 kksblog : 2011年09月04日 11:00