●第5回国際地学オリンピック 日本代表4名全員がメダル獲得の快挙 (2011年09月23日)
高校生を対象とした、国際的な科学技術コンテストが各分野において開催されており、文部科学省ではこれに参加する若者を支援しています。9月5日から14日の期間、イタリアのモデナにて第5回国際地学オリンピックが開催されました。地学分野に秀でた生徒の発掘と地学学習の促進、ならびに地学及び地学教育における国際交流・協力の促進を目的として、2007年より毎年開催されています。
今回の国際地学オリンピックへの参加国数は26カ国、104名が参加しました。日本からは4名の高校生が参加し、全員がメダルを獲得するという成績でした。メダルの内訳は金メダル1名、銀メダル2名、銅メダル1名でした。このうち金メダルを獲得したのは桜蔭高等学校1年生の渡辺翠さんで、日本女子として初の金メダルです。
第5回大会では、前回の17カ国63名と比べ、参加国数、人数ともに大きく増えましたが、昨年同様に素晴らしい結果を出すことができました。さらに国際協力野外調査(国際混合チーム)さんが参加していたチームが、ベストクリエイティビティチームに選ばれました。
今回の4人が代表に選ばれるまでには、二次選抜となる第3回日本地学オリンピック本選が行われる予定だった3月に、東日本大震災が起こったために延期を余儀なくされ、さらに2012年に茨城県の筑波学園都市で開催される予定だった第6回国際地学オリンピックに本大会も中止せざるを得なくなるなど、苦難の多い道程でした。そんな中で健闘した4人の日本代表には、あらためて喝采を送りたいですね。
現在、次回の第6回アルゼンチン大会選抜に向けて、第4回日本地学オリンピック大会への募集を行っています。募集は11月15日まで、12月18日(日)に一次選抜予選が行われます。地学が好きな中学生・高校生のみなさん、ぜひ挑戦してみませんか。
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投稿者 kksblog : 2011年09月23日 11:26