●平成24年度 国公立大学の入学者選抜の概要発表 学部数・募集人員が微増 (2011年09月21日)
夏が過ぎ、受験生のみなさんは受験する学校の選定、志望校を念頭に置いた模試など、本格的に受験への体勢を整えるシーズンですね。大学入試センター試験の出願受付も10月3日からと、もう目前に迫っています。
文部科学省では、国公立大学の入学者選抜について、毎年度、各大学が7月末までに公表した入学者選抜要項などをもとに、その概要を取りまとめて公表しています。この度、平成24年度入学者選抜の概要が発表されました。この概要には、大学入試センター試験の科目数の他、AO入試、推薦入試など各選抜方法における状況等について知ることができます。
平成24年度に入学選抜を実施する大学・学部数は、国公立全体で161大学552学部、平成23年度と比べると大学数は変わらず、学部数は2学部増えています。国立・公立別に見ると、国立82大学381学部、公立は79大学171学部、学校数に変化はありませんが、学部数は国立が4学部増え、公立は2学部減っています。募集人員は国立・公立いずれも増加しており、結果全体で180人多くなっています。
大学入試センター試験では、5教科を課す大学・学部が最も多く、全大学の82.6%、全学部の80.8%を占めています。AO入試については、昨年度と実施する大学数は69大学と変わらず、学部が1学部増えて173学部となりました。推薦入試は全体の95.0%となる153大学で実施されます。AO入試は2000年度には全体の1割ほどで、国公立大学での実施はわずかでしたが、この10年間で年々国公立・私立にかかわらず実施校が増加しました。
このように国公立大学でも入学者選抜の方法は増えていますが、やはり最も割合が多いのはセンター試験受験を経て、前期日程での選抜者です。国立では後期日程と推薦がそれに続き、AO入試での選抜者は全体の3.0%です。公立大学ではこれに中期日程が入り、また推薦での選抜者の割合が多くなっています。
志望校を決める要素には、もちろん得意科目や成績もありますが、やはり学びたい分野や、それに精通している先生のいる学校・学部を選びたいものです。ちょっと難しい、という学校でも「ここで勉強するんだ」という気持ちを持てれば、厳しい受験勉強もきっと乗り越えられますよ。
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投稿者 kksblog : 2011年09月21日 13:22