●震災で被害を受けた博物館等の標本を救い出し復元!状況が少しずつ明らかに (2011年08月25日)
国立科学博物館は、ホームページ上で「東日本大震災被災標本レスキュー活動」についての下記のようなニュースを掲載しています。
東北地方の太平洋沿岸域にあって、今回の地震、津波などの影響を受けた博物館、科学館、水族館などの施設は多数におよび、建物がほぼ壊滅し、職員全員が亡くなった施設もあります。そして、多くの貴重な標本が、海水や泥をかぶった状態になりました。
現在、被災の現地において復旧・復興に向けての作業が進められる中、被災した博物館等の施設から標本を救い出し復元する「標本レスキュー」が始まり、日本中のさまざまな博物館から職員が現地にむかい作業に当たっています。国立科学博物館の職員も、被害にあったさまざまな分野の標本についてレスキュー活動の協力をおこなっています。
太平洋沿岸の東北4県(青森、岩手、宮城、福島)にまたがる広域かつ大規模災害であるために現在も情報が充分ではありませんが、震災当時に海藻標本を収蔵していた博物館や科学館の被災状況が少しずつ明らかになってきています。
海藻標本は顕花植物などとともに植物標本に含めて扱われるため、同館で植物を担当されている専門学芸員、鈴木まほろ氏が窓口となり、現地捜索から修復依頼まで獅子奮迅の作業が行われました。
陸前高田市博物館の被災植物標本については、全国29機関に修復作業の分担が依頼され、各地で計約7000点が修復されました。岩手県立博物館から各機関へ標本が発送される過程で、海藻標本が約300点含まれていることが判明したため、残っていた約180点が国立科学博物館に送られ、その修復作業を担当することになっています。
今回の震災で行方不明になった標本などはかなりの数にのぼるようです。少しでも早くレスキューされてほしいものです。
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投稿者 kksblog : 2011年08月25日 17:02