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大学の情報システム基盤をプライベートクラウドで構築 弘前大学 (2011年08月21日)

HDD_110819.jpgネットワンシステムズ株式会社は、弘前大学の情報システム基盤をプライベートクラウドで構築し、2011年2月より本格稼働を開始しました。プライベートクラウドどは、企業が自社内でクラウドコンピューティングのシステムを構築し、企業内の部門やグループ会社などに対してクラウドサービスを提供する形態のことです。

このシステムの導入の背景には、約1万名の学生や教職員に向けて教育・研究のための情報基盤を提供している弘前大学の総合情報処理センターにおいて、4年ごとに行われる更新時期を迎えていたことがあります。構築されたプライベートクラウドは、サーバ・ストレージ・ネットワークをそれぞれ仮想化して構築されています。これによって、ICT資源の利用効率の向上、運用負荷の低減、消費電力の削減、セキュリティの向上を実現しています。

従来のシステムにおいては、40台の物理サーバが稼働していましたが、これをサーバ仮想化ソフトウェアによって仮想化し、6台のブレードサーバ上に集約しました。これにより、必要なときにすぐサーバを使える環境を実現するととみに、サーバの台数減によって消費電力の削減が実現しました。

ストレージ仮想化では、ゲートウェイの利用によってファイルサーバのデータ領域と仮想サーバのデータ領域の双方を、物理的に同一の42TBの容量を搭載したストレージに統合し、利用効率を向上させました。バックアップ用にはデータ重複排除機能を持つストレージを採用することで、データ容量の節約と聞きコストの削減を図り、さらにデータ複製ソフトウェアによって自動的なデータのバックアップを実現しています。

弘前大学のコメントによると、このシステム導入によって総合情報処理センターの消費電力は、前年同時期と比較して約20%減という結果が得られているそうです。今後はこの柔軟なプライベートクラウド基盤を活用し、学生や教職員へのPaaSやSaaSの提供、卒業論文制作や大学院での研究支援など、よりよい教育環境の提供を目指しています。

ネットワンシステムズ:弘前大学のプライベートクラウドを構築



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投稿者 kksblog : 2011年08月21日 13:43


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