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暴力行為の全学校数に占める割合は25.2%~児童生徒の問題行動等の調査 (2011年08月17日)

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文部科学省は、平成22年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果について公表しています。

同省では児童生徒の問題行動等について、今後の生徒指導施策推進の参考とするため、毎年標記調査を実施しています。調査項目(調査対象)は、暴力行為、いじめ、出席停止、小・中学校の不登校、高等学校の不登校、高等学校中途退学等、自殺、教育相談となっています。

小・中・高等学校における暴力行為の発生件数は約5万9千件(前年度 約6万1千件)で、児童生徒1000人当たりの発生件数は4.4件(前年度4.3件)となっています。暴力行為が学校内で発生した学校数は8,981校(前年度9,108校)、全学校数に占める割合は25.2%(前年度23.7%)です。

いじめの認知件数は、小学校35,988件(前年度34,766件)、中学校32,348件(前年度32,111件)、高等学校6,617件(前年度5,642件)、特別支援学校342件(前年度259件)の合計75,295件(前年度72,778件)。発見のきっかけは、「アンケート調査など学校の取組」が26.0%(前年度23.9%)で最も多くなっています。

出席停止の措置件数は51件(前年度 43件)でした。理由別の内訳は、対教師暴力21件、生徒間暴力19件、授業妨害18件などとなっています。

小・中学校における不登校児童生徒数は約11万5千人(前年度 約12万2千人)で、不登校児童生徒の割合は1.14%(前年度 1.15%)です。不登校になったきっかけと考えられる状況は、不安など情緒的混乱23.7%、無気力21.7%、いじめを除く友人関係をめぐる問題15.2%などとなりました。

高等学校における中途退学者数は5万3千人(前年度 約5万7千人)で、中途退学者の割合は1.7%(前年度 1.7%)です。「学校生活・学業不適応」を事由とした中途退学者の割合は39.0%(前年度39.3%)、「進路変更」が34.1%(前年度32.8%)、「経済的理由」が1.9%(前年度2.9%)でした。

小・中・高等学校において自殺した児童生徒は147人(前年度165人)。自殺した児童生徒数は、小学校1人(前年度0人)、中学校41人(前年度44人)、高等学校105人(前年度121人)の合計147人(前年度165人)となりました。自殺した児童生徒が置かれていた状況として「いじめの問題」があった生徒は4人(前年度2人)です。

学校の状況は年々少しずつ変化しているようです。子どもたちが安心して通える学校を目指すためにも、いじめや暴力、不登校の問題などにしっかり取り組んでいきたいものです。

平成22年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果について:文部科学省



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投稿者 kksblog : 2011年08月17日 12:02


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