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数学の「結び目理論」がゲームに 何回のクリックでクリアできるかな? (2011年08月17日)

ryouikisentaku_110817.jpg「結び目理論」という数学理論があります。「結び目」とは1本のひもの両端を結んだ輪のことで、すんなり置くとただの輪ですが、ねじれたり絡んだりすることでいろんな形になりますね。この絡まり方などについて、数学を使って考えるのです。

「結び目理論」はとても難解な数式を使って考える、素人にはあまりにも難しい理論ですが、これを元に楽しいゲーム「領域選択ゲーム」が作られました。数学の知識は必要なく、直感や想像力が試されるもので、幼児教育や認知機能のリハビリにも活用できるということです。

このゲームを開発したのは、大阪市立大数学研究所所員の清水理佳さんや河内明夫教授らで、ひもの輪が絡まったような曲線の図形を使います。あやとりのひもが、ねじれて重なっている状態を想像すると分かりやすいでしょうか、ひもは絡まっているために、大小さまざまな領域を作ることになります。

ひもが重なった部分、交点にはランプがついています。一つの領域を選ぶと、その領域を囲むランプのうち、これまで消えていたランプは点灯し、点いていたランプは消えます。領域を選択して、全てのランプを点灯させればクリアです。点けたいランプの領域を選んでも、別の点灯しているランプに接していると消えてしまう、どういった順番で領域を選ぶかがポイントです。最初にランプの点いている位置を変えることで、難易度を変えることもできます。

この「領域選択ゲーム」は、輪のように両端がつながった線で、一筆書きで描ける図形なら、どんなに複雑でも必ずクリアできるということを、開発者の清水さんが「結び目理論」で証明しました。その清水さんによると、ゲームクリアのポイントは「ひもを立体的にイメージするのがコツ」だそうです。クリックするだけでできるので、大人から子どもまで幅広く楽しめそうですね。

領域選択ゲーム
数学「結び目理論」がゲームに 数字使わず幼児でもOK



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投稿者 kksblog : 2011年08月17日 08:31


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