●若者の旅行離れに関する調査~旅の目的を明確化&ICTツールの活用がカギ (2011年08月04日)
観光庁は、ホームページ上で「これで若者は旅に出る!~若者旅行振興研究会 第一期(平成22年7月~23年6月)の研究結果~」を公表しています。
近年、若者の旅行離れに関するさまざまな指摘が行われています。現在および将来における旅行市場の拡大という観点から、同庁は産学官の関係者により構成する若者旅行振興研究会を設け、平成22年7月から平成23年6月にかけて若者の旅行振興に向け検討を行ってきました。
研究会では、「商品の魅力」、「大学生対象」との切り口で、ボランティア活動を含めた観光旅行であるボランティア・ツーリズム、キャラクターを活用した観光旅行であるキャラクター・ツーリズム、大学生が3件の旅行商品から選ぶランコンテスト、割引料金などの特典がついたクーポンを期間限定でオンライン販売するなどの取組を行いました。
その結果、「旅の目的を明確化すること」と、「ICTツールを活用した商品の販売方法をとること」が若者に訴求する旅のポイントになるのではないかとの結論に至りました。
続いて、各種調査から明らかになった最近の若者の旅の特徴として、旅をする人・しない人、旅行経験の二極化(男子より女子が活発)、思い立ったら旅立ち、口コミ、実際に体験した人の声を重視、「体験+効能」「自己投資」的な旅に価値を見出す、「絆」を重視、価格そのものではなく費用対効果を意識があげられました。
18~59歳の旅行実施率は62.5%です。その中で平日旅行者は全体の40.9%。18~59歳の中で最も平日旅行をしているのは、18~34歳女性となりました。同男性も42.5%が平日旅行経験があり、若者は平日に旅行していることが確認できています。
これまで宿泊施設の平日需要拡大のための施策は、50歳以上を考慮した「シニア対象」、「割引」が王道でしたが、18~34歳でみると約50%が平日に旅行経験があり、この層を対象とした魅力的な商品を提供することにより平日需要拡大の可能性があることもわかっています。
若いうちにいろいろな場所を旅することによって得られる感動や体験は、きっと生涯忘れることのない思い出になるでしょう。時には、迷っている若者の背中を押してあげることも大切ではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2011年08月04日 17:16