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児童虐待防止を啓発する「オレンジリボン運動」 認知度は3割、関心は7割 (2011年08月18日)

orangeribbon_110818.jpg子ども虐待防止の「オレンジリボン運動」をご存じでしょうか。車に啓発ステッカーや、スポーツ選手のユニフォームにワッペンが貼られているのを目にすることがあります。幼い子どもが心ない大人の暴力によって心や身体を傷つけられることや、あろう事か命を失うこともあります。痛ましい出来事がこれ以上起きてはならない、という願いから始まったものです。

ネットエイジア株式会社では、オレンジリボンに関するアンケートを、携帯電話を使ったモバイルリサーチにより実施しました。これによると、オレンジリボンの認知率は34.3%で、男性よりも女性の方がやや認知率が高くなりました。また、オレンジリボン運動への関心は7割を超え、これまでオレンジリボンを知らなかった人も6割以上が関心を持つことが分かりました。

実際に子育てをしている人に、育児や児童虐待に対してどのように向き合っているのかを聴いたところ、「『しつけ』と『虐待』の境目がよくわからない」に「あてはまる」と答えた人は、全体で8.5%でした。その一方で、「子どもを叱るときに大声で怒鳴ってしまうことがある」に61.5%、「子どもを叱りすぎて反省することがある」に47.9%の人が「あてはまる」と答えています。この他、「叩いてしまうことがある」「無視してしまうことがある」といった回答も2割近くありました。

こういった「度を過ぎた叱り方」について、育児ストレスや夫婦仲が大きく影響していることも分かりました。「大声で怒鳴ってしまう」は育児ストレスを感じる方が、感じない方より30ポイント高くなり、「子育てを放棄したくなる」という回答には、夫婦仲が不和である方が、円満であるよりも14ポイント高くなっています。

児童虐待を、信じられない、ひどいことだ、と思う反面、子育てのストレスに悩む人達の中には、子どもに暴力をふるう気持ちを少し分かる気がする、と言う人もいます。子育ての悩みを相談する相手は「配偶者」がトップに上がっていることから、家庭内の理解が温かい子育ての秘訣と言えるかもしれません。辛さを感じているとき、人の心は弱くなります。その弱さが、より弱い存在である子どもたちに向けられる前に、近くの人たちが手を差しのべることが大切なのでしょうね。

オレンジリボンに関する調査2011|ネットエイジア



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投稿者 kksblog : 2011年08月18日 09:54


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