●93.6%の学校が「デジタル教材・コンテンツ充実の必要性」を感じている (2011年07月26日)
文部科学省により、平成22年度「学校及び社会教育施設における情報通信機器・視聴覚教育設備等の状況調査」の結果が公表されています。今回、調査対象となったのは学校、公民館、図書館、博物館、青少年教育施設、女性教育施設、都道府県立生涯学習推進センターです。
学校における視聴覚教育に関わる情報通信機器・視聴覚教育設備などの「保有率」上位5つは、コンピュータ(98.7%)、デジタルカメラ(98.1%)、CDプレーヤ(95.2%)、地上デジタル対応テレビ(89.0%)、ビデオテープレコーダ(86.5%)となりました。
「活用頻度」の高い機器・設備等の上位5品目(「ほぼ毎日」あるいは「週に数回程度」活用するもの)を挙げると、コンピュータ(84.7%)、CDプレーヤ(82.9%)、デジタルカメラ(53.3%)、地上デジタル対応テレビ(39.0%)、ビデオプロジェクター(37.9%)です。
「教育用テレビ放送の活用形態」としては、「録画した番組を授業で視聴」の割合が高く、前回調査と比較してもその傾向がより高まる結果となりました。「教育用テレビ放送番組の種類」としては「NHKの教育番組」が相変わらず半数近い49.9%を占めています。ただし、前回調査より低下傾向にあります。
93.6%の学校は、教科書の内容に即した「デジタル教材・コンテンツ充実の必要性」を感じている結果となりました。さらに、89.4%の学校が「無料または安価な教育用ソフトウェア拡大の必要性」を、86.6%の学校が「デジタル教材の全国レベルでの共有化の重要性」を感じています。
学校でのデジタル化はこれからますます加速して進んでいきそうです。教育現場で必要な機器類が、早めに揃っていくといいですね。
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投稿者 kksblog : 2011年07月26日 16:06