●公立小・中学校の土曜日授業は増加傾向にあり 東京都教育委員会 (2011年07月05日)
東京都教育委員会は、東京都内の公立小学校及び中学校においての土曜日授業の実施状況を昨年に続けて調査し、その状況を発表しました。平成23年度において年間6回以上の土曜日授業実施校数は、小・中学校ともに3割を超え一年前の調査に比べ、3倍ほどに増えています。
土曜日授業の効果は、下記の4つが主に考えられており、土曜日授業の実施の増加傾向は益々続きそうです。
(1) 特色ある教育活動の実施
(2) 授業時数の確保
(3) 授業参観率の向上
(4) 平日の放課後のゆとり確保
また、土曜日授業の実施回数が増えた学校数は、小学校で393校(30.1%)、中学校で165校(26.8%)でした。
同じ東京都の中でも地域ごとの取り組みには差が見られました。東京都の約半数、45%の自治体は、土曜授業について教育委員会として独自の基準を設定しています。年間で1回~5回の実施とする自治体が6地域、年間6回~10回が13地域、11回~15回が8地域、年間16~20回と設定している地域も1つあります。
全く枠組みを制定していない地域と、年間相当数の土曜日授業枠を制定している地域と乃格差は、子どもたちの学校生活の中にしわ寄せとなってしまうのではないかと危惧されます。
東京都では、「10年後の東京」への実行プログラムの中の、「意欲ある誰もがチャレンジできる社会の創出」を目標とした「子どもの学力と社会性を育み、次代を担う若者を輩出」という施策の実現のため取り組んでいるところです。
教育は子ども本人の将来を左右し、日本の国の将来をも左右する大切なものです。大きなビジョンを持って進めて欲しいものだと思います。
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投稿者 kksblog : 2011年07月05日 16:59