●子どもたちの豊かな心の育成のための道徳教育を推進~東京都 (2011年07月03日)
東京都では、子どもたちの豊かな心の育成のために、学校・家庭・地域社会が連携して道徳教育を推進しています。
このたび、平成22年度に実施した「東京の子供たちの豊かな心の育成に関するアンケート調査」の結果をふまえ、東京の次代を担う子供たちの豊かな心の育成に関する今後の取組の方向性についてを公表。東京都独自の教材を作成・配布するとともに、区市町村教育委員会との連携をより一層密にして、小・中学校の道徳の時間はもとより、各教科等においてもそれぞれの特質に応じた道徳教育を推進することになりました。
「東京の子供たちの豊かな心の育成に関するアンケート調査」によると、最近の東京の子どもたちは、「新しい機器に順応性がある」、「忍耐力がない」、「自己中心的である」という印象が強いようです。親から受けた「しつけ」にかかわる道徳的価値は、「自立」、「礼儀」、「生命尊重」、「規則の尊重」等が上位に挙がりました。これらは、大切にしていく必要がある道徳的価値と考えられています。
行政機関に求められる取組としては、道徳教育を充実させるために、学校、家庭および地域社会が共通理解し、共通実践できるような取組を推進すること、集団宿泊活動やボランティア活動、自然体験活動どが充実するように支援すること、家庭の役割やしつけの大切さについて理解啓発することなどが挙げられています。
子どもたちの規範意識、公共心の現状としては、「周囲に気兼ねせずに大声で話す」という回答が多く、その原因としては「正しい社会のルールやマナーが身についていない大人が増えているから」。したがって大人が心がけるべきこととしては、「基本的なしつけは家庭の役割であることを自覚し、実践する」が多い回答でした。
このような調査を参考に、相手の立場になって考え、自分の感情や欲求を制御し、自立的に判断し行動する力を身につけさせていくことが求められています。立場、世代間による意識の違いもあります。授業や保護者向けの公開講座等を通して道徳教育の目標を達成し、子どもたちが道徳的価値の自覚を深められるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2011年07月03日 07:44