●凸版印刷と東京学芸大学が、企業・団体と教育現場を結ぶ共同研究を開始 (2011年06月16日)
企業と大学が協力し合って事業および研究を展開する産学協同は、新技術などの開発へのメリットや、学生がより実践的な研究を行えるなどの教育効果があることから、さまざまな分野において注目され、実践されるようになってきました。このたび凸版印刷株式会社と、東京学芸大学は企業参加型の教育支援プログラムの共同研究契約を締結し、6月中旬から本格的に開始する予定です。
近年、企業が教育CSRに取り組むケースが増えています。教育CSRとはCSR=「企業の社会的責任」のうち、子どもたちの教育に関して、教育関係者だけでなく企業が教育現場への出資や講師派遣、教材の開発などの教育活動に参加することです。企業は自社のコンテンツや技術などを活用した出前授業プログラムを実施するなどしていますが、授業方針とのミスマッチ、授業を実施する側の教育リテラシーの不足などが課題となっています。凸版印刷と東京学芸大学の共同研究は、こういった課題を解決するために開始されるものです。
凸版印刷が持つCSRコンサルティングに関する幅広いスキルやコミュニケーション企画・制作ノウハウと、東京学芸大学の持つ学校ネットワークや学習指導要領に沿った教育ノウハウを融合します。出前授業をはじめとする企業参加型の教育支援プログラムにつちえ実践的な調査を行うと共に、成功モデルをもとにした授業パッケージカリキュラムの開発、および企業と実施学校のマッチング機能の開発などを行っていきます。
さらに、学校教育に貢献したい企業・団体と、企業・団体のコンテンツを活用したい学校が出会える刃として、教育CSR実践プラットフォーム「こども未来クラブ」の構築を目指しています。この共同研究は企業と小・中・高等学校を結びつけるだけでなく、研究に参加する企業と大学をも結びつけるものです。企業も学校も同じ社会にあるものとして、互いに高めあう良い関係を築けるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2011年06月16日 11:18