●新学習指導要領に基づく、中学校・高等学校の体育指導リーフレット (2011年06月05日)
平成20年3月に改訂された中学校の学習指導要領および、平成21年3月に改訂された高等学校学習指導要領において、保健体育では、生涯にわたって健康を保持増進し、豊かなスポーツライフを実現することを実現することを重視する観点から改善を図りました。
特に新しい中学校学習指導要領については、多くの領域の学習を充分させた上で、その学習体験をもとに自らがさらに探求したい運動を選択できるようにするため、第1・第2学年では全ての領域を全ての生徒が履修し、第3学年を選択の開始時期としました。このため、これまでは「武道」「ダンス」のいずれかを選択していたのが、双方が必修化されることとなりました。また体力の向上及び知識の学習を一層重視する視点から、「体つくり運動」「体育理論」の指導内容を明確にしました。これらの指導のため、文部科学省ではそれぞれの分野におけるリーフレットを作成しています。
「ダンス」のリーレフレットの内容は、ダンスの理念について、また創作ダンス、フォークダンス、現代的なリズムのダンスといったダンスの種類にあわせて、単元の指導計画の展開例、動きの例示などです。特に生徒たちに課題として考えさせる創作ダンスについては、必修となる1・2学年と選択である3学年と内容が分かれています。
「武道」については、昭和57年に刊行され、平成5年に改訂された「剣道指導の手引」があります。今回の第1・2学年の必修化に際して、新しい学習指導要領の趣旨を踏まえた指導の充実が図られるよう、参考資料が作られました。内容は、剣道の学習内容、技能指導の要点といったことで、資料として審判規則や用具の使い方といったことも盛り込まれています。
「体つくり運動」「体育理論」のリーフレットでは、それぞれの指導計画の作成例やQ&Aに含め、「体つくり運動」では評価、運動強度、評価についてといった内容、「体育理論」では新旧比較といった内容が含まれています。
指導要領の改訂には、小学校から高等学校までの12年間が、各種の運動の基礎を培い、多くの領域の学習を経験する時期だという考えがあります。生涯を通じてスポーツを継続することができるような指導を目標としているのです。これによって子どもたちの未来が、健康的で豊かなものになるといいですね。
新学習指導要領に基づく中学校向け「ダンス」リーフレット:文部科学省
新しい学区集指導要領に基づく剣道指導に向けて:文部科学省
新学習指導要領に基づく中学校・高等学校向け「体つくり運動」「体育理論」リーフレット:文部科学省
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投稿者 kksblog : 2011年06月05日 18:33