●運動好きは体力もある!小学生の体力差が顕著 朝食欠食は持久力が低い傾向 (2011年06月04日)
奈良県は「体力テスト」、東京都は「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果をそれぞれ公表しています。
まず、奈良県の調査では、小中学校、高校生が対象となりました。全体的に中・高校生の体力の年次推移をみると、昭和60年をピークに低下傾向が続いていますが、ここ数年は定常状態に移りつつあります。中学生は前回調査よりも男子はやや向上し、女子も持久走をのぞいてやや向上しています。
運動に対する「好き・嫌い」の意識を運動愛好度で表すと、年齢・男女に関わりなく運動愛好度が高いほど体力が高いことがわかりました。とくに、小学生では運動愛好度による体力の較差が顕著にみられます。
小学校低・中学年では、11時までに就寝している児童がほどんどで、小学校高学年から徐々に遅くなり、中学校3年生になると12時以降に就寝している生徒が40%近くにまでなります。
朝食摂取状況では、小学生で毎日朝食を食べている児童は男女とも84%でした。しかし、「食べない」「食べないことが多い」生徒も、男子で7%、女子で約5%います。生活習慣と体力の関係について、小・中学生ともに朝食欠食が多い児童生徒は、とくに持久力で低い傾向が見られる結果となりました。
続いて東京都の調査では、全国の平均値と比較した結果も公表されています。体格ではすべての項目で全国平均値を上回り、小学校5年生男・女、中学校2年生男子が、一部の項目を除き全国平均値を上回っています。3年間の経年比較では、小学校5年生男女、中学校2年生男子が、全ての項目で最高値となりました。
全国平均を下回ったものには、小・中学校ともに、反復横とび、持久走、20mシャトルラン、中学校2年生女子は、握力、長座体前屈を除き、全て全国平均値を下回りました。また、3年間の経年比較では、中学校2年生女子のみが、持久走・20mシャトルランで前年度の平均値を下回っています。
子どもの頃に運動好きにさせておくと、体力がついて免疫力もアップするかもしれません。まず運動は楽しいと思ってもらうためにも、無理をしない範囲でスタートしていきたいですね。
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投稿者 kksblog : 2011年06月04日 11:08