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今後の獣医学教育の改善・充実方策について~文部科学省 (2011年06月02日)

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文部科学省が、今後の獣医学教育の改善・充実方策についての意見を公表しました。

平成20年から設置されている「獣医学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議」において、社会的ニーズの変化や国際的な通用性の確保、獣医師の活動分野等の偏在など我が国における獣医学教育をめぐる課題に対応するため、大学における獣医学教育の改善・充実に関する議論が行なわれ、その報告書がとりまとめられたものです。

現場の最前線で活躍できる高度な実践力を備えた獣医師の養成が、獣医学教育の喫緊の課題・債務とし、全国の獣医学関係者の総意のもと教育改革の取組をスピーディーに推し進めることが必要としています。

獣医学教育を取り巻く状況は変化しています。口蹄疫や鳥インフルエンザ、BSE等の発生により、獣医療の多様化・高度化が進み、それに対応した人材が求められます。

獣医学教育の現状としては、最低限共通的に教育すべき内容を十分に教育できていない大学があったり、獣医疫学、動物行動治療学等の新たな分野への対応が十分でないのが現状。将来のキャリアと学びを関連づける教育、獣医師として求められる実践的な力を育む教育などに課題があります。

獣医学教育改善のためには、モデルコアカリキュラムの策定等による教育内容の改善や、分野別第三者評価の導入、実習室等の教育環境および附属家畜病院の充実、外部専門機関等との連携、共用試験の導入などの方策が検討されています。

人獣共通感染症への対応をはじめ、動物や畜産物等、輸出入昨今のペットブームなどもあって、獣医療のニーズは高まる一方かもしれませんね。若い世代から現場の最前線で活躍する獣医師が輩出されることが期待されます。


「今後の獣医学教育の改善・充実方策について」意見のとりまとめの公表について:文部科学省



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投稿者 kksblog : 2011年06月02日 21:53


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