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仕送り額、世帯の年収はともに前年度より減少、受験から入学までの費用は増額 (2011年06月02日)

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東京地区私立大学教職員組合連合により、「2010年度 私立大学新入生の家計負担調査」の結果が公表されています。

「受験から入学までの費用」は、自宅外通学者は213万846円で前年度比1000円(0.1%)増額、自宅通学者も151万8046円で前年度比1万4400円増額しています。

「受験から入学までの費用」の内訳は、自宅外通学者で受験費用、家賃、敷金・礼金が増額、生活用品費が減額しました。そして、自宅外通学者の「受験から入学までの費用」の構成では、初年度納付金が6割を占めています。

自宅外通学者の「入学の年にかかる費用」は298万9246円で、前年と比べ1万5000円(-0.5%)減額しています。父母・学生の裁量でいちばん出費をおさえることができる「仕送り額(4月~12月)」は、85万8400円(-1万6000円)で前年度より減少しました。

自宅外通学者世帯の「税込収入に占める『入学の年にかかる費用』」の割合は34.0%で、年収880万3000円の3分の1を占め、家計負担の大きさを示す結果となりました。

世帯の「税込年収」は、全体平均が885万5000円(-1.5%)で、1989年以来20年ぶりに800万円台となった昨年に続き2年目となります。なお、世帯の有所得者数の平均は、1.7人です。

「仕送り額」の平均は、入学直後の新生活や教材の準備で費用がかさむ「5月」が10万8600円、出費が落ちつく「6月以降(月平均)」が9万1600円といずれも前年度から減少しています。「6月以降」の仕送り額は、前年の9万3200円をさらに下回り過去最低額となりました。

「6月以降」の仕送り額から「家賃」をのぞいた生活費は3万500円で、一日あたりの生活費として算出すると、1067円(3万500円÷30日)となります。2010年度の一日あたりの生活費は、ピークである1990年度の2460円(7万3800円÷30日)に比べると、43.4%にあたり半分以下という結果になりました。

経済の冷え込みが、大学生にも影響しているようです。アルバイトなどで生計を立てている学生も多いですが、思う存分に学業に励める環境も大事にしてあげたいものです。

2010年度 私立大学新入生の家計負担調査:東京地区私立大学教職員組合連合



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投稿者 kksblog : 2011年06月02日 17:53


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