教育家庭新聞社
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快進社は、創業当時は総員7名の小さな工場。1924（大正3）年に国産車DAT（ダット）を完成させますが、自動車の製造販売は当時の日本においては困難を極め、1926（大正15）年に実用自動車製造株式会社と合併して、ダット自動車製造となり、その後日産自動車へ継承されます。日産の代名詞であった小型乗用車ダットサンは、橋本氏の薫陶を受けた後藤敬義氏らにより、ダット号の息子（ダットソン）として誕生しました。ダットサンのキャッチフレーズ「一家に一台」は、多くの人に、社会のために、という時代に先駆けたクルマづくりであったようです。

展示内容は、（1） 「橋本増治郎」～人物関係・留学資料など 、（2） 「快進社とダット号」～明治末・大正・昭和初期 、（3） 「ダット号からダットサンへ」～昭和初期から戦後まで 、（4） 「新たな時代の夢に向かって」～未来に向かって。また、快進社から日産100年の歩みをパネルと写真で公開しており、電気自動車も展示しています。

ダットサン・日産の源流から、受け継がれていくクルマづくりの軌跡、未来に向けてと、クルマづくりの過去、現在、未来がわかる企画展なので、クルマに興味があるご家族などで、足を運んでみてはいかがでしょうか。

「快進社100周年記念展」開催について：国立科学博物館